2019年10月18日金曜日


アメ車修理
ピックアップ、マッスルカー、フルサイズカー・・・など
横浜 オールドハウス
Turbo Hydra-Matic 350(THM350)
そのⅢ
 
↑ ポンプまわりの作業です
クリアランス測定~ブッシング~シールなどを
交換します
 
ポンプのドライブギアは
トルコンの先っちょで駆動されます
 
その辺りも損傷等ないか細かくチェックします

↑ トランスミッションケースの一番ケツに入っている
ロー&リバースユニットです
 
中心にはローラークラッチが仕組まれています
全ての動き、不具合等すべてチェックします
 
ローラークラッチの中には90°ごとに4か所ルブリケーションホールが
設けられています(0.091-in lube hole)
油切れになっていまわないよう、要チェックです

↑ そのローラークラッチサポートを組み付け
最後はスナップリングでホールド
 
その後、30psi以下の圧縮エアーでフィードホールから
圧を加え、動きを確認します

↑ Foward Clutch Clearance Check
0.010"-0.080"
スペック外の場合、スティールプレートで合わせていきます
 
0.245-0.255
0.275-0.285
0.306-0.316
・・・などの調整用プレートがあります
 
"Direct Clutch"は、
0.015"-0.095"あたりのクリアランスにもっていきます

↑ フォーワードクラッチ&ダイレクトクラッチチェック
こちらも30PSI以下のプレッシャーで気を付けてチェックします


Intermediate Clutch

 Valve Body
各シフトバルブ、コントロールバルブ、ブーストバルブ…他
チェックしていきます

↑ Didrect Clutch 2-3Accum

↑ ここもヨゴれが溜まりやすい箇所なので、
ピストンを外して真面目にチェックします

↑ ケースセクションはポンプでフタをして完了です
インプットシャフトのエンドプレーを必ずチェックします
現物は0.026"

↑ ハイドロプレッシャーの司令塔ガバナ
ギア、ウエイト(プライマリー&セカンダリー)、スプリング、バルブ・・・等チェック

↑  バルブボディをのっけていきます

 "Z"マークがある方がバルブボディ側です

↑ スクリーンを40in-lbsで締め付けパンを取り付け完成です
 
 
ターボハイドラマチックのリビルト、修理等お気軽にご相談下さい
200-250-250C-350-350C-400-700..........
 
他、Ford Motor Company,Chrysler Corporation
・・・・などのオートマも大丈夫です
 
米車修理
オールドハウス
 
横浜市港北区新吉田町6070


2019年10月5日土曜日

Turbo Hydra-Matic 350 そのⅡ (THM350リビルト) 


横浜 アメ車 オールドハウス
ユニットリペア編 オートマオーバーホール
 
横浜オールドハウス
Turbo Hydra-Matic 350
-Oil Pump-
 
オイルポンプを分解~リビルトしていきます
 
Pump Body
Pump Cover
Intermediate Clutch Piston
Spring Retainer
...などで構成されてます(ざっくり)
 
ステーターサポートはその名の通り、
外側はトルコンのステーターをホールド
内側はフォワードクラッチとダイレクトクラッチに
油圧を送るラインなどが仕組まれています
 
他、インプットシャフトをホールド・・・など
 
TH350クラッチユニットの中で、
よく壊れるまたは、パワーに弱いのが
ダイレクトクラッチ側だといわれています
※ただシーンは様々です
 
其の何点かのパーツを分解していきます
表裏があるパーツもあるので、下手をするとここからミスが発生してしまいます
 
 
組みなおして車両に搭載~意味不明の不調・・・
の世界に突入してしまうと数日間悩み地獄になってしまいます
 
 

Checking Pump Body to Gear Face Clearance
.0005-.0015
 
 
Drive Gear & Driven Gear
 
マークを確認してボディにバックオンしていきます
TH200(3speed)の場合、
”Driven Gear”のマークは裏側に忍ばせます
 
ブッシング、シールなどもこの時にチェンジします
 
 
 一連の作業が完了したら、ボディとカバーを再び合体させます
 
締め付けトルクは17ft.lbs.
 
その後、インターミディエイトピストンが正常に作動するかチェック
 
ポンプボディとカバーがお互いずれてないか確認
一応、専用工具を使用して合体させましたが、
実戦がやはり重要
 
Pump Cover to Direct Clutch Selective Thrust Washer
 
現物は.030"
 
バラす前に測定しておいた値を比べ、スペック外でしたら、
上記のワッシャーでガタを調整していきます
 
 
ダイアルインジゲーターのリードは.010"-.044"あたりでおさまっていれば
OKです
 
 
サポートにダイレクトクラッチやフォワードクラッチの
リングを取り付けポンプまわりはDoneです
 
 
 
ケースもバッチリ洗浄済みです
 
小刻みですが、今回はこのへんで失礼させていただきます
 
 
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アメ車オートマオーバーホール
降ろし~積み込み完成まで
 
 
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修理などもやってます